#058 鈍色、ゴミクズ、夢の跡

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飼い猫がウイスキーの入ったグラスを倒して、
液体がトプトプと零れる。元々そういう色だったのか、
煙草の灰で汚れてしまったのか、絨毯は鈍色になっていた。
床に落ちていた糸クズをゴミ箱に入れる。
書き殴られた絵が目に入った。
画家になりたい。という君の夢を思い出してしまった。
青春
公開:21/03/08 15:00
ツイノベ 140字小説 超短編

秋助( 言葉のどこか )

文芸サークル『感傷リップループ』主宰。
小説、脚本、短歌、ツイノベなどを執筆しています。

主に文学フリマ、テキレボが生息地。
毎日13時にツイノベ(140字小説)を5作載せる予定です。

【note】(雑記、創作関係)
http://note.mu/akisuke0825

【エブリスタ】(小説)
https://estar.jp/users/246758086

【カクヨム】(小説)
https://kakuyomu.jp/users/akinoaki

【はりこのトラの穴】(脚本)
http://www.haritora.net/script.cgi?writer=4280

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