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昔々、一羽のウサギが月まで跳ぼうと、
長い耳をパタパタ揺らしていました。
さみしいウサギ、月まで跳んで、誰かに見ていて欲しいから。
ある満月の夜、ウサギはついに月まで跳びました。
力尽きたウサギは命を失いましたが、さみしくはありません。
今もほら、みんなが君を見ているから。
長い耳をパタパタ揺らしていました。
さみしいウサギ、月まで跳んで、誰かに見ていて欲しいから。
ある満月の夜、ウサギはついに月まで跳びました。
力尽きたウサギは命を失いましたが、さみしくはありません。
今もほら、みんなが君を見ているから。
ファンタジー
公開:21/03/07 16:00
ツイノベ
140字小説
超短編
文芸サークル『感傷リップループ』主宰。
小説、脚本、短歌、ツイノベなどを執筆しています。
主に文学フリマ、テキレボが生息地。
毎日13時にツイノベ(140字小説)を5作載せる予定です。
【note】(雑記、創作関係)
http://note.mu/akisuke0825
【エブリスタ】(小説)
https://estar.jp/users/246758086
【カクヨム】(小説)
https://kakuyomu.jp/users/akinoaki
【はりこのトラの穴】(脚本)
http://www.haritora.net/script.cgi?writer=4280
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