#051 クロッカス

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元カノに紫色のクロッカスを送ったことを思い出す。
瓶に砂と種が入ったものだ。
花言葉を調べてみると『愛したことを後悔する』という意味があり、
皮肉めいていて素敵だと感じた。
「花が咲いたら結婚しよう」
遠い昔の約束である。
あのクロッカスが今、芽さえ出ていないことを願った。
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公開:21/03/07 13:00
ツイノベ 140字小説 超短編

秋助( 言葉のどこか )

文芸サークル『感傷リップループ』主宰。
小説、脚本、短歌、ツイノベなどを執筆しています。

主に文学フリマ、テキレボが生息地。
毎日13時にツイノベ(140字小説)を5作載せる予定です。

【note】(雑記、創作関係)
http://note.mu/akisuke0825

【エブリスタ】(小説)
https://estar.jp/users/246758086

【カクヨム】(小説)
https://kakuyomu.jp/users/akinoaki

【はりこのトラの穴】(脚本)
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