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「ママ〜!見て!おさかなさんがこっちを見てるよ!あたしのこと、わかるのかなあ?」
「あら、本当ね。きっと加奈に挨拶をしているのね」
「おさかなさーん!やっほー!」
「ふふふ。さて、そろそろ次のエリアに行こうかな。加奈、おさかなさんにバイバイしよっか」
「え〜、でも、なんだかまだおはなししたいみたい…」
「そうねえ…おさかなさんも、加奈にバイバイって言っているのよ、きっと」
「そっか…わかった!おさかなさん!バイバーイ!」
危なかった。この加奈とかいうお嬢ちゃんの魂をいただくため、とりついて姿を消していたが、魚には俺のことが見えているようだ。あの野郎、肩に座る俺の存在をお嬢ちゃんに伝えたくて口をパクパクしていたが、届かなかったようだな。ざまあみろ。天下の死神たるもの、こんなところで邪魔をされるわけにはいかない。次のエリアがどんな魚の展示だろうと、必ずくぐり抜けてやるぞ。
「あら、本当ね。きっと加奈に挨拶をしているのね」
「おさかなさーん!やっほー!」
「ふふふ。さて、そろそろ次のエリアに行こうかな。加奈、おさかなさんにバイバイしよっか」
「え〜、でも、なんだかまだおはなししたいみたい…」
「そうねえ…おさかなさんも、加奈にバイバイって言っているのよ、きっと」
「そっか…わかった!おさかなさん!バイバーイ!」
危なかった。この加奈とかいうお嬢ちゃんの魂をいただくため、とりついて姿を消していたが、魚には俺のことが見えているようだ。あの野郎、肩に座る俺の存在をお嬢ちゃんに伝えたくて口をパクパクしていたが、届かなかったようだな。ざまあみろ。天下の死神たるもの、こんなところで邪魔をされるわけにはいかない。次のエリアがどんな魚の展示だろうと、必ずくぐり抜けてやるぞ。
ホラー
公開:21/03/02 22:03
ばおといいます!よろしくお願いします。
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