水墨画アンバサダー
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「君を水墨画アンバサダーに任命する」
大学の水墨画サークルに入ったばかりの僕に、唐突に突き付けられた言葉。
サークルの部長は、僕の顔を見てそう言い放った。
水墨画といっても、僕はサークルに入ったばかりで人に宣伝する程水墨画を知っている訳ではない。なんとなく絵を描くのが好きだからという理由で入っただけだ。だから水墨画に関する知識なんて皆無だ。
「部長。ちょ、ちょっと待ってください。僕には無理ですよ。水墨画の知識なんて全くない初心者なんですから」
「いや、君が適任だ。むしろ君以上に適任な人はいないよ」
「なぜですか!?理由を教えて下さい」
「それは……」
「それは?」
「君がタコ星人だから、口から墨を吐いてその場ですぐに絵を描けるからだ」
「そうですか。納得しました」
僕はタコ星人。口から墨を吐けるからいつでもその場で水墨画を描ける。
そうか、確かに僕が適任かもしれない。
大学の水墨画サークルに入ったばかりの僕に、唐突に突き付けられた言葉。
サークルの部長は、僕の顔を見てそう言い放った。
水墨画といっても、僕はサークルに入ったばかりで人に宣伝する程水墨画を知っている訳ではない。なんとなく絵を描くのが好きだからという理由で入っただけだ。だから水墨画に関する知識なんて皆無だ。
「部長。ちょ、ちょっと待ってください。僕には無理ですよ。水墨画の知識なんて全くない初心者なんですから」
「いや、君が適任だ。むしろ君以上に適任な人はいないよ」
「なぜですか!?理由を教えて下さい」
「それは……」
「それは?」
「君がタコ星人だから、口から墨を吐いてその場ですぐに絵を描けるからだ」
「そうですか。納得しました」
僕はタコ星人。口から墨を吐けるからいつでもその場で水墨画を描ける。
そうか、確かに僕が適任かもしれない。
SF
公開:21/03/02 12:00
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