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部屋の掃除をしていたら、古い万華鏡が出てきた。
遠い昔、彼女と行った観光名所で買った代物である。
そっと覗いて、静かに回す。景色がゆっくりと変わっていく。
その様子を、カラカラと音を立てて揺れる、
風車の写真を撮っていた彼女の姿と重ねる。
季節はもう、冬になろうとしていた。
遠い昔、彼女と行った観光名所で買った代物である。
そっと覗いて、静かに回す。景色がゆっくりと変わっていく。
その様子を、カラカラと音を立てて揺れる、
風車の写真を撮っていた彼女の姿と重ねる。
季節はもう、冬になろうとしていた。
青春
公開:21/02/28 16:00
ツイノベ
140字小説
超短編
感傷リップループ
文芸サークル『感傷リップループ』主宰。
小説、脚本、短歌、ツイノベなどを執筆しています。
主に文学フリマ、テキレボが生息地。
毎日13時にツイノベ(140字小説)を5作載せる予定です。
【note】(雑記、創作関係)
http://note.mu/akisuke0825
【エブリスタ】(小説)
https://estar.jp/users/246758086
【カクヨム】(小説)
https://kakuyomu.jp/users/akinoaki
【はりこのトラの穴】(脚本)
http://www.haritora.net/script.cgi?writer=4280
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