お姉ちゃん症候群
20
10
勉強嫌いのユキトのために両親は家庭教師を雇った。
美人な女子大生がやってきた。
きれいなオトナのお姉さん…。
「君がユキト君?」
「はひ!よろひくお願いひます…」
お姉さんはユキトにしっかりと勉強を教えてくれた。
「じゃあ、次はこの問題ね」
「はひ!」
どうしよう…ドキドキして問題文が頭に入らない。
「あれ、ちょっと難しすぎた?」
長い髪を耳にかきあげるお姉さん。
ぽわーん……い、いかんっ!
「いえ、がんばります!」
そしてユキトは大人になった。
あれから勉学に励み、ついに大学教授にまでなった。
「先生?私は何を…」
研究室で助手の女子大生が彼の隣に座っている。
「君はただそこに座っていればいい」
「え、でも…」
「頑張るボクを見守ってくれるお姉ちゃんがいないと、私は論文が書けんのだ!」
「は、はい…?」
「見ててね、お姉ちゃん!」
こうしてユキトは見事にノーベル賞級の論文を書き上げた。
美人な女子大生がやってきた。
きれいなオトナのお姉さん…。
「君がユキト君?」
「はひ!よろひくお願いひます…」
お姉さんはユキトにしっかりと勉強を教えてくれた。
「じゃあ、次はこの問題ね」
「はひ!」
どうしよう…ドキドキして問題文が頭に入らない。
「あれ、ちょっと難しすぎた?」
長い髪を耳にかきあげるお姉さん。
ぽわーん……い、いかんっ!
「いえ、がんばります!」
そしてユキトは大人になった。
あれから勉学に励み、ついに大学教授にまでなった。
「先生?私は何を…」
研究室で助手の女子大生が彼の隣に座っている。
「君はただそこに座っていればいい」
「え、でも…」
「頑張るボクを見守ってくれるお姉ちゃんがいないと、私は論文が書けんのだ!」
「は、はい…?」
「見ててね、お姉ちゃん!」
こうしてユキトは見事にノーベル賞級の論文を書き上げた。
その他
公開:21/02/28 08:02
最近は小説以外にもお絵描きやゲームシナリオの執筆など創作の幅を広げており、相対的にSS投稿が遅くなっております。…スミマセン。
あれやこれやとやりたいことが多すぎて大変です…。
ログインするとコメントを投稿できます