時間を止める装置
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男が歩いていると、道の真ん中に何かの装置のような物が落ちていた。道を塞ぐ程の大きさだ。そしてその装置には大きな紙が貼られていた。「時間停止装置」男は不審に思いながらも、その装置の正面にある赤いスイッチを押してみた。しかし、なにも起こらなかった。「そんな事あるわけないか。」
そう言って去って行った。
その姿を天界から眺めていた神様は首を傾げていた。「あれを置けば人間がさぞ喜ぶと思ったんだが、何故か誰も喜ばないな。何でだ。」
隣にいた、天使が呟く。「スイッチを押した本人も一緒に止まったら、意味なくね。」
そう言って去って行った。
その姿を天界から眺めていた神様は首を傾げていた。「あれを置けば人間がさぞ喜ぶと思ったんだが、何故か誰も喜ばないな。何でだ。」
隣にいた、天使が呟く。「スイッチを押した本人も一緒に止まったら、意味なくね。」
SF
公開:21/02/25 22:04
時折、頭をかすめる妄想のカケラを集めて、少しずつ短いお話を書いています。コメントは励みになります。
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