アロマキャットル

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仕事から疲れて帰って来ると私はアロマキャットルに火を点け、思いっきり息を吸う。
ああ…猫の肉球の香りが私の肺を満たしていく…
草原の香りが…外を自由に歩いてきた猫を彷彿とさせる…
目を閉じ、そのニオイを堪能しているとまるで私自身が猫になった気分になる。
アロマキャットルが溶ける際に小さく聞こえる「ゴロゴロ…」という音はまるで猫がリラックスした時に出す喉の音。
その音を聞き、私の心もリラックスしていく。
私は布団の中で丸くなると猫のように眠りに着いた。

翌朝、昨晩お世話になったアロマキャットルを確認する。これは当たりだった。また購入しよう。
以前購入したアロマキャットルはあまり手入れされていない猫から作られたものなのか、フケやノミと言った雑味が多かった。
そこから漂う使い古した毛布のようなニオイも、それはそれで良いけど…
私はうにゃうにゃ唸りながら今夜のアロマキャットルに思いを馳せ始めた。
公開:21/02/24 21:04
更新:21/02/26 20:03
猫の肉球のニオイを嗅ぐと 気持ちが落ち着くらしい

幸運な野良猫

元・パンスト和尚。2019年7月9日。試しに名前変更。
元・魔法動物フィジカルパンダ。2020年3月21日。話の流れで名前変更。
元・どんぐり三等兵。2021年2月22日。猫の日にちなんで名前変更。

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