#002 アカシアの花
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この公園がまだ草原だった頃、私は男の子と約束した事がある。
「十年後もここで一緒に遊ぼう」と。
アカシアの花で作った冠を交換し、指切りの代わりとした。
その約束が果たされる事はなかったけれど、私はここに来る度に思い出す。
記憶の中の草原は、今でも鮮明に緑色の光を放っていた。
「十年後もここで一緒に遊ぼう」と。
アカシアの花で作った冠を交換し、指切りの代わりとした。
その約束が果たされる事はなかったけれど、私はここに来る度に思い出す。
記憶の中の草原は、今でも鮮明に緑色の光を放っていた。
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公開:21/02/25 20:24
ツイノベ
140字小説
超短編
感傷リップループ
文芸サークル『感傷リップループ』主宰。
小説、脚本、短歌、ツイノベなどを執筆しています。
主に文学フリマ、テキレボが生息地。
毎日13時にツイノベ(140字小説)を5作載せる予定です。
【note】(雑記、創作関係)
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【エブリスタ】(小説)
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【カクヨム】(小説)
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