白から黒へ

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ある立派な神様のもとで修業をしている男がいた。
男は神のしもべとして申し分ない力を身につけ、白く光り輝くオーラを身にまとった。

ある時、神様は男に最後の試練を課すことにした。
「これから100年、私の代わりを務めてみなさい。見事試練に合格したら一人前の神と認めよう」
「ありがとうございます。立派に成し遂げて見せます」

こうして男は神様の代理として人々を導く役割を務めた。
最初の十年ほどは申し分なかったが、彼がいくら一生懸命人々を導いても喜ぶのはその時だけで、不平不満をいうばかり。
はたして彼らに導く価値があるのだろうか?

そう思うと、もういけない。彼らのやることなすことが悪く見えてしまい。
勤めを果たすどころか人々を罰すべく厄災をふりまくようになった。
神はそれを見て大層嘆いた。
「また、不合格だ。難しいからこそ最終試験なのだが」
そして邪神と化した男を一太刀で切り裂いた。
ファンタジー
公開:21/02/25 19:43

ばめどー

ぼちぼちやっていこうと思います。
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