イメチェンAI

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「顔認証が完了しました。続いてパスコードを入力してください」

私はパスコードを入力した。

「パスコード確認中です。パスコードが認証されました」

女性AIの認証されましたという声が聞こえて扉が開いた。

「やぁ、皆月君。悪かったね。わざわざ来てもらって」
「指令。御用とは何でしょうか?」
「いや、大した話ではないんだけどね。最近、事件が何もなくてつまらなくてね。少々マンネリ化しているから、このシステムを管理するAIのイメチェンでもしようかと思うんだ」
「はぁ。そうですか。わかりました」

次の日。
私はまた指令に呼び出された。

「やっほー!とりま顔認証しちゃうねー!」

私は動揺しながらカメラに顔を近づけた。

「おっけー!次はパスコードも入れちゃってー!」

私はパスコードを入力した。

「はいはーい!じゃあ開けるよー!」

「やぁ。皆月君。AIはどうだった?」
「ギャルですね」
SF
公開:21/02/25 15:23

富本アキユ( 日本 )

カクヨムにも小説を投稿してます。
Twitterは@book_Akiyu

・SSG投稿作品1500作品突破

・作詞を担当
https://youtu.be/OtczLkK6-8c

・葉月のりこ様YouTubeチャンネル『ショートショート朗読ボックス』~ショートショートガーデンより~の動画内で江頭楓様より『睡眠旅人』を朗読して頂きました。

https://youtu.be/frouU2nCPYI

・魔法のiらんど大賞2021小説大賞。大人恋愛部門「彼女の作り方」が予選通過

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ブラウン・シュガー
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