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手を伸ばせば、届きそう、あの太陽に。
「熱っ!」
本当に太陽に手が届いてしまった。痛ぇ。
手を伸ばせば、届きそう、憧れのあの子に。
「きゃあ! 痴漢よ!」
本当にあの子に手が届いてしまった。やったぁ。捕まったけれど。
牢屋の中で自らの手を見つめる。
太陽に焼かれてボロボロの右手。
あの子の肌の感触がまだ残っている左手。
そして、その両手を繋ぐ、冷たい手錠。
男は誇らしさと後悔を同時に感じた。
「一度手を出したら、もう後戻りはできないんだな」
「熱っ!」
本当に太陽に手が届いてしまった。痛ぇ。
手を伸ばせば、届きそう、憧れのあの子に。
「きゃあ! 痴漢よ!」
本当にあの子に手が届いてしまった。やったぁ。捕まったけれど。
牢屋の中で自らの手を見つめる。
太陽に焼かれてボロボロの右手。
あの子の肌の感触がまだ残っている左手。
そして、その両手を繋ぐ、冷たい手錠。
男は誇らしさと後悔を同時に感じた。
「一度手を出したら、もう後戻りはできないんだな」
その他
公開:21/02/25 13:45
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