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宇宙で放浪の旅をしている生命体2人組がいた。彼らは、自分の星の生活に飽きて星を飛び出し、宛てなく星々を彷徨っていた。彼らの平均寿命は約3000年。着の身着のままと言っていい状態で宇宙を彷徨っているのだ。時には大きな隕石に宇宙船ごと乗り、気ままに流されて行ったりした。
生命体のいる星は幾つか見てきたが、同等の文明レベルを持っている星は無く。それはそれでおもしろかった。時が経ってから再訪するのを楽しみにした。
彼らは星を訪れると、いつも何かしらのちのちまで残るような物、その星で生命体が生まれたとき役にたつようなものを記念として残して行きたいと考え、いつも、小高い丘の頂点に、「決して消えない炎」を置いていく。
そんな旅の晩年。かつて訪れた星々をまた見て回った。
「あぁ……」
彼らが置いていった炎は、どれもすべて「熱源」として利用されず、不滅の生命という「神」として遠くから見つめられていた。
生命体のいる星は幾つか見てきたが、同等の文明レベルを持っている星は無く。それはそれでおもしろかった。時が経ってから再訪するのを楽しみにした。
彼らは星を訪れると、いつも何かしらのちのちまで残るような物、その星で生命体が生まれたとき役にたつようなものを記念として残して行きたいと考え、いつも、小高い丘の頂点に、「決して消えない炎」を置いていく。
そんな旅の晩年。かつて訪れた星々をまた見て回った。
「あぁ……」
彼らが置いていった炎は、どれもすべて「熱源」として利用されず、不滅の生命という「神」として遠くから見つめられていた。
SF
公開:21/02/25 13:32
読んでいただきありがとうございます。(・ω・)/
ここに投稿する以外にも、自分のブログに同時掲載しているときがあります。
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