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<うずしお味>
男は棚に置いてあるポテチの袋をまじまじと見つめた。珍しいプリントミスもあるものだ。
一つ手に取り、奥からもう一つ手に取る。袋を見比べてみると、どちらも
<うずしお味>だ。どうやらプリントミスではなく、本当にそういう味があるらしい。
興味が湧いたので、一つ買って帰ることにした。
家に帰ると、男は早速 <うずしお味>のポテチを開けた。
途端、袋の中から海水が吹き出してきた。
訳もわからぬまま慌てて開け口を手で抑えようとしたが、海水はとてつもない勢いで吹き出してくる。
あっという間に部屋は海水で埋め尽くされ、ポテチの袋を中心にして渦を巻き始めた。
男は渦の勢いに飲み込まれ、半分溺れながら、部屋の中をぐるぐる回り、やがて気を失った。
男が目が覚ますと、部屋の中は水浸しでめちゃくちゃになっていた。
呆然として床に寝転がる男の口の中には、海水の塩辛さが残った。
男は棚に置いてあるポテチの袋をまじまじと見つめた。珍しいプリントミスもあるものだ。
一つ手に取り、奥からもう一つ手に取る。袋を見比べてみると、どちらも
<うずしお味>だ。どうやらプリントミスではなく、本当にそういう味があるらしい。
興味が湧いたので、一つ買って帰ることにした。
家に帰ると、男は早速 <うずしお味>のポテチを開けた。
途端、袋の中から海水が吹き出してきた。
訳もわからぬまま慌てて開け口を手で抑えようとしたが、海水はとてつもない勢いで吹き出してくる。
あっという間に部屋は海水で埋め尽くされ、ポテチの袋を中心にして渦を巻き始めた。
男は渦の勢いに飲み込まれ、半分溺れながら、部屋の中をぐるぐる回り、やがて気を失った。
男が目が覚ますと、部屋の中は水浸しでめちゃくちゃになっていた。
呆然として床に寝転がる男の口の中には、海水の塩辛さが残った。
ファンタジー
公開:21/02/23 15:14
大学生
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