オカルトを認めない天才科学者

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ある日、夜中に目を覚ますと僕の枕元に知らないおじさんが立っていた。
でもどこかで見たことがあるような…。
「誰?」
「アインシュタインです」
「え、嘘でしょ?そんな凄い天才科学者が僕の枕元に現れるわけ…」
「本人ですよ」
「じゃあEイコール?」
「MCの二乗です」
「ほ、本人だあああ!!」
「ご理解頂けましたか?あなたは大学で科学の勉強に励んでいるようですね」
博士は僕の机を眺めながら言った。
「は、はい!博士に憧れて理学部に進学しました。まさかこうしてご本人の幽霊にお会いできるなんて、感激です!」
「…幽霊?この私が?」
「え?でも足が生えてないし…白く体も透けてるし…」
「やだなー。幽霊なんているわけないじゃないですか。私が相対性理論を発表した時も、よくオカルト扱いされたものですよ」
「あれ?でも今博士の存在そのものがオカルトですよね??」
「えーなんのことー?」
博士はベロを出した。
SF
公開:21/02/22 10:35

水素カフェ( 東京 )

 

最近は小説以外にもお絵描きやゲームシナリオの執筆など創作の幅を広げており、相対的にSS投稿が遅くなっております。…スミマセン。
あれやこれやとやりたいことが多すぎて大変です…。

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