発掘調査
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緑の箱を見つけた。
両手で抱えられるほどの大きさで、なかなかに重い。左側にはコードで繋がれたダンベルみたいな形のものがあり、両端に無数の小さな穴が空いている。しかしそれはダンベルよりもはるかに軽く、片手で軽々と持つことができた。
「これは何だ?」皆が首を捻る。
本体上部には、小さく薄っぺらい穴が、縦に空いており、数字や記号が書いてある丸いボタンが11個ついている。あとは少し離れた所に赤い丸いボタンがひとつ。『緊急時、強く押して下さい』と書いてある。下にある四角い小窓は前後に稼働する透明な板がついていた。本体をためつすがめつ観察してると、動かすたびに中からジャラリと音がしていた。後ろに鍵のついた小さな四角い枠があった。そこを丁寧に壊して開けてみた。 中から古銭が出てきたが、ただの貯金箱なのか?
僕たちははSNSで呼び掛けた。
「この緑の箱が何か知ってる人はいませんか?」
両手で抱えられるほどの大きさで、なかなかに重い。左側にはコードで繋がれたダンベルみたいな形のものがあり、両端に無数の小さな穴が空いている。しかしそれはダンベルよりもはるかに軽く、片手で軽々と持つことができた。
「これは何だ?」皆が首を捻る。
本体上部には、小さく薄っぺらい穴が、縦に空いており、数字や記号が書いてある丸いボタンが11個ついている。あとは少し離れた所に赤い丸いボタンがひとつ。『緊急時、強く押して下さい』と書いてある。下にある四角い小窓は前後に稼働する透明な板がついていた。本体をためつすがめつ観察してると、動かすたびに中からジャラリと音がしていた。後ろに鍵のついた小さな四角い枠があった。そこを丁寧に壊して開けてみた。 中から古銭が出てきたが、ただの貯金箱なのか?
僕たちははSNSで呼び掛けた。
「この緑の箱が何か知ってる人はいませんか?」
その他
公開:21/02/23 04:25
更新:21/02/25 01:49
更新:21/02/25 01:49
書くのが好きなのでとりあえず思い付くまま書いてます。週に一、二本を目標に書いていきたいですが、休むときもあります。 得意ジャンルはありません。
アイコンを変えました。特に意味はありません(^_^ゞ
2021.4.5
ペンネームを『小山田みゆき』から変えました。
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