睡魔と戦う試験

2
2

「眠い」

試験が始まって10分。
ここ数日の徹夜が祟ったのか、強い眠気に襲われていた。
授業ならこのまま眠っても良かったが、今は試験中である。しかも、期末試験である。
ここで眠るということは、赤点を取るということであり、夏休み補習の強制参加と同義である。
少しぐらいなら良いのではという誘惑に負けそうになる。しかし、今眠ってしまったら起きない自信がある。

「耐えなければ、未来はない」
気を引き締めて、眠気と戦いながら問題を解いていく。

数十分後

「後、3問」
眠気に負ける事なくここまでくる事が出来た。
これさえ終われば、もう寝よう。見直しとかは知らない。
これが、終わればこの眠気から解放される。

その時、チャイムが鳴り目が覚めた。
いつの間に眠っていたのだろうか。覚えていない。
答案を見ると半分ぐらいが、何を書いているかわからなく、後半は空白だった。

さらば、夏休み。
青春
公開:21/02/23 00:49

長岡 京( 関西 )

文章の練習を行なっております。
未熟な文章ですがよろしくお願いします。

指摘があれば、どんなことでもいいので教えてください。

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容