永遠の愛を

私は今日、もう一度、妻となった彼女に永遠の愛を誓った。

妻は元々、フリーターとしてアパレルをやっていた。私はどれも変わらないと思っていたのだか、妻は服にめっぽううるさく、デートの度に一言褒めなければならない。私は妻の服装をこんな言い方でしか表せないが、今も美しい白い服に身を包んで私の前で目と口を緩く結んでいる。
分かっていたことだが、この先の事をもう一度深く考えると、身体から冷や汗が止まらない。しかし、もう後には引けない。今日の日の為に、この輪を買ったのだから。


その輪の中に今じゃ細くなってしまった首を通すと、外れることがないように強く縛った。



私は今日、もう一度、妻に会いに逝くのだ。