あなたしか知らない

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ある夕暮れ時、僕はガラにもなく、自分で料理を作ってみようと思い立ち、散歩がてら、歩いて近くの商店街に向かった。

西に傾いた太陽の光が、商店街を、感傷的な風景に一変させていた。
オレンジに光る西日に、何か神秘的なものを感じる‥‥と、デジャヴ?!
(昨夜見た夢と同じだ!‥‥光の加減まで何もかも‥‥)それは悲劇的な夢だった。

(あっ!あの車だ!!)
僕は、確信を持った(あの車が、人混みに突っ込んでくる!!)


(危ない!!!)僕は、大きな声で叫んだ。


(それから‥‥それから、どんな夢だったんだっけ‥‥)


背中に冷たいものが走った。
その他
公開:21/02/21 21:15
更新:21/02/25 04:59

NORIO( 福島県 )

最近、趣味で小説のようなものを書いてみようと思いました。よろしくお願いいたします。

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