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とある小さな大衆食堂。
ほとんどの客が名物の『タラレバ定食』を注文する。
「タラレバ2つね」
「先輩。僕タラレバ苦手で…」
「ここのタラレバは下処理が完璧で臭みが無いんだ。騙されたと思って食ってみ」「しかも俺の奢り」
後輩は渋々頷いた。
程なく運ばれた定食は食欲をそそる匂いが立ち込めた。
「確かに。このタラレバ美味しいです!」
「だろ。一般にタラレバは悪い風潮だが正しく食べれば美味いんだよ」
後輩は凄いスピードで定食を平らげた。
「こんなに美味しかったなんて。先輩、おかわりしてもいいっすか?」
「バカ野郎。奢りだからって調子乗んな。食い過ぎで腹壊したらどうすんだ」
「先輩そのタラレバは悪い方ですね。逆におかわりさせてくれれば気前の良い先輩の仕事を何でも手伝うかもしれませんよ」
「お前の『かもしれない定食』はハズレだからなぁ」
項垂れた後輩の横を店員が横切る。
「タラレバ1つおかわりね」
ほとんどの客が名物の『タラレバ定食』を注文する。
「タラレバ2つね」
「先輩。僕タラレバ苦手で…」
「ここのタラレバは下処理が完璧で臭みが無いんだ。騙されたと思って食ってみ」「しかも俺の奢り」
後輩は渋々頷いた。
程なく運ばれた定食は食欲をそそる匂いが立ち込めた。
「確かに。このタラレバ美味しいです!」
「だろ。一般にタラレバは悪い風潮だが正しく食べれば美味いんだよ」
後輩は凄いスピードで定食を平らげた。
「こんなに美味しかったなんて。先輩、おかわりしてもいいっすか?」
「バカ野郎。奢りだからって調子乗んな。食い過ぎで腹壊したらどうすんだ」
「先輩そのタラレバは悪い方ですね。逆におかわりさせてくれれば気前の良い先輩の仕事を何でも手伝うかもしれませんよ」
「お前の『かもしれない定食』はハズレだからなぁ」
項垂れた後輩の横を店員が横切る。
「タラレバ1つおかわりね」
その他
公開:21/02/21 14:58
まずは自分が楽しむこと。
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