魔法の電気ランタン

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忘れられた地下倉庫のいやらしいくらい深い闇の奥に、魔法の電気ランタンはひっそりと置かれていた。

擦ってみたが反応がない。僕はスマホをタップしてスクリーンショットしておいた5chの掲示板を読み返した。

僕は頷き、深海魚だってうんざりしそうなほど陰気な道を入り口まで辿り直した。

帰宅した僕はホルダー周りのホコリを丁寧に拭い、アルカリ乾電池を三つはめ込んだ。

電気ランタンを擦ると、青白い魔神のホログラムが姿を現した。

「I will grant your wish」
「ブラック企業をこの世から無くしてくれ!」

「All right!」
光が視界を満たした。

◇◇◇

翌朝から失業者が街に溢れかえった。僕もそのうちの一人だった。
「もとに戻してくれ!」

「OK,sure!!」
闇が視界を満たした。

願いはあと一つ。魔神が物言いたげにこちらを見ている。
自由が欲しいのは僕の方だぜ?
ファンタジー
公開:21/02/19 23:00
更新:21/02/19 22:51

レオニード貴海( 某海なし県 )

さまようアラフォー主夫

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