夢オチ
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ある日ぼくが近所のコンビニまでの道を歩いていると、突然目の前が歪み、視界が赤黒く染まった。
次に気が付くと今度は真っ白な光景が広がっていて、そこが病院の天井だと気が付くまでには、少し時間がかかった。
横には笑顔で涙を流す母が座っている。
事故だったらしい。
暴走した軽自動車が、偶然横断歩道を渡っていたぼくを巻き込んだそうだ。
母が「良かった、本当に良かった」と繰り返している。
そうか、それほどの事故だったのか、でも助かって良かった。
幸い体に痛みもなく、軽傷で済んだのかもしれない。
「母さん、ありが…」
『ピー』
無機質な機械音でぼくは目を覚ました。
立ち上る煙の前で手を合わせる母の姿が見える。
そうか、ぼくはあの時の夢を見ていたんだ。
望んだ結果にはならなかったけど、
「母さん、いつも、ありがとう」
母がこちらに向かって微笑んだ気がした。
次に気が付くと今度は真っ白な光景が広がっていて、そこが病院の天井だと気が付くまでには、少し時間がかかった。
横には笑顔で涙を流す母が座っている。
事故だったらしい。
暴走した軽自動車が、偶然横断歩道を渡っていたぼくを巻き込んだそうだ。
母が「良かった、本当に良かった」と繰り返している。
そうか、それほどの事故だったのか、でも助かって良かった。
幸い体に痛みもなく、軽傷で済んだのかもしれない。
「母さん、ありが…」
『ピー』
無機質な機械音でぼくは目を覚ました。
立ち上る煙の前で手を合わせる母の姿が見える。
そうか、ぼくはあの時の夢を見ていたんだ。
望んだ結果にはならなかったけど、
「母さん、いつも、ありがとう」
母がこちらに向かって微笑んだ気がした。
その他
公開:21/02/19 18:11
Cラン地方大学生(21)
好きな言葉は「休日」です
1週間前くらいから本を読むことにハマってます
宜しくお願い致します。
Twitter: @guraguriraaaaan
Instagram: official_kusanagi
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