手料理

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「君の手料理が食べたい」

プロポーズのつもりで、確かに言った。

「左手の薬指、僕のために使って欲しい」

そうとも言った。
だけど、ごめん……。

「嘘つき!」

泣きながら家を飛び出す君を追いかけられなかった。

君の〝左手の薬指入りの手料理〟は、僕には食べられない。
ホラー
公開:21/02/17 06:25

切由 まう

Twitterの140文字で書いたものとSSを持って来ています。(修正する場合もあります)
文字数が少ないので分かりにくかったらすみません。
SF・スペースオペラの長編をなろうで連載中です。
https://ncode.syosetu.com/n2997fc/

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