復活! 謎を残していくおじさん

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僕の住む街にはいつも謎の言葉を残して去っていくおじさんがいた。
おじさんは不幸にも交通事故に遭って死んでしまった。
でもそれは僕の思い込みで、その後すぐに救急車の中で蘇生したらしい。
僕は病院へお見舞いに行った。
「おじさん大丈夫ですか?」
「ああ、なんとかな。地球の地軸があと1度傾いていたらさすがに危ないところだった。どうやら世界はまだ私に生きろと言っているらしい。それより、お前は自分の妹のほうの心配をしたらどうなんだ?」
「え?僕は一人っ子だし、妹はいないはずですけど」
「お前には妹が十人いるのだ。みんな可愛い妹達だ」
「見たことないなぁ…」
「6番目の妹はナイル河の源流にいる。その子はクレオパトラの生まれ変わりだ。まさか忘れたわけではあるまい?」
「んん?」
「そして、2番目の妹は…お前のお母さんだ!」
「んんん?」
おじさんは相変わらずだった。
何を言っているのか僕にはわからない。
その他
公開:21/02/15 00:08
リクエスト企画

水素カフェ( 東京 )

 

最近は小説以外にもお絵描きやゲームシナリオの執筆など創作の幅を広げており、相対的にSS投稿が遅くなっております。…スミマセン。
あれやこれやとやりたいことが多すぎて大変です…。

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