仮面ライダーV

俺はただ、全ての女に等しく愛を振りまいていただけなのに！それをアイツらと来たら「浮気だ！」とか言い出しやがった！
何でこうなった…何がいけなかった…
「ひと～つ！女の財布を当てするクズである事！」
暗闇からスーツ姿の仕事が出来そうな女が般若の面を被って現れた。
「ふた～つ！女に手を上げるゲスである事！」
筋骨隆々のレスラーみたいな女が俺を羽交い絞めにする。その顔にはやはり般若の面。
「みっつ！成敗してくれよう！我ら仮面ハンニャーV３！」
最後に現れた和服の女。般若の面とその手に持つ茶色い刀が似合っている。
「今宵、ちょこれい刀が血を欲している…お主も錆となるがいい！」
ま…待ってくれ！命だけは助けてくれ！
俺の懇願は届かず、胴体と首が泣き別れた。
「もし次同じ事を行って見ろ。ウァレンティヌス卿みたく処刑するぞ」

ハッと目を覚ます。夢か…良かった…
俺はチョコでべとべとになった額を拭った。