タイムスリップサービス
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『お電話いただき、ありがとうございます』
「あの過去に戻れるって聞いたんですけど」
『どれくらい戻りますか?』
「んー……まずは五分で」
『かしこまりました。しばらくそのままでお待ちください』
「…………」
『お電話変わりました△です。時計の確認をお願いします』
「え……?うぉっ!五分前じゃん」
『料金の五百円は既に支払い済みですので、手続きは不要です』
「安っ?! えー!じゃあ、五十年前とか行こっかな」
『二十年前ですね。しばらくそのままでお待ちください』
「…………」
『お電話変わりました□です。カレンダーの確認をお願いします』
「おお!ちゃんと五十年前だ。あ、しかも公衆電話になってる」
『料金の十億円は自動で支払われます』
「え?五百円でしょ?」
『この時代だと、十億円になります。では失礼します』
「え?ちょ――」
『プッ』
「おい」
「ふぇ?」
「時間だ。さっさと豚小屋に戻れ囚人」
「あの過去に戻れるって聞いたんですけど」
『どれくらい戻りますか?』
「んー……まずは五分で」
『かしこまりました。しばらくそのままでお待ちください』
「…………」
『お電話変わりました△です。時計の確認をお願いします』
「え……?うぉっ!五分前じゃん」
『料金の五百円は既に支払い済みですので、手続きは不要です』
「安っ?! えー!じゃあ、五十年前とか行こっかな」
『二十年前ですね。しばらくそのままでお待ちください』
「…………」
『お電話変わりました□です。カレンダーの確認をお願いします』
「おお!ちゃんと五十年前だ。あ、しかも公衆電話になってる」
『料金の十億円は自動で支払われます』
「え?五百円でしょ?」
『この時代だと、十億円になります。では失礼します』
「え?ちょ――」
『プッ』
「おい」
「ふぇ?」
「時間だ。さっさと豚小屋に戻れ囚人」
SF
公開:21/02/16 11:26
2021年2月に、物語を考えるのが好きで始めました。
もしよければ、コメント残して頂けると嬉しいです。よろしくお願いします。
追記:2021.11.14 名前を『藤崎正』(フジサキショウ)に改名しました。一応分かりずらいと思うので、旧名(セカンドオニオン)は、付け足しで残しておこうと思います。
物語.com https://monogatary.com/user_page/story/f73e9d0f-3f97-11ec-81c5-0242ac120002
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