予告状

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差出人不明の手紙が届いた。封筒には「〇△優太様」とだけで、差出人の情報は一切ない。
中には折り畳まれた便箋が一枚入っており、「中身は捨てて。捨てないと・・・・・・」と書かれていた。封筒の中身をよく見たが、他には何もなかった。
「中身を捨てろって言われてもなあ」
そう呟きながら優太は手紙を読んだが、内容は意味不明なものだった。
「アルメリアは刺す。イザベルのその。千切のヤクモ。ライラックは無様に舞う。」
タチの悪いイタズラだろうか。少し気味が悪かったが、優太は手紙を捨てた。

次の日、優太が住んでいたアパートは多勢の警察関係者で騒然としていた。
「警部、殺害を予告する手紙ようなものが見つかりました。恐らく犯人が書いたと思われます」
手紙は血で汚れており、大半が読めない状態だった。
「ア・・・・・・す。イ・・・・・・の。千・・・・・・モ。ラ・・・・・・う。」
ミステリー・推理
公開:21/02/16 00:44

ats

話や文章の組み立て方やオチをつける練習になればと思ってます。
よろしくお願いします。

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