切り割きジャック
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夜道を歩いていると、突然男が話しかけてきた。
「おい、気をつけろ。この辺じゃ『切り裂きジャック』がでるらしい」
「『切り裂きジャック』ですって?」
「ああそうだ。女ばかりを狙う卑劣な野郎さ、この辺は被害者が多いんだ」
「恐ろしい。ねえ、家まで送ってくれないかしら」
「それはできない相談だ。次の列車に乗らないと帰れなくなっちまう」
「私が殺されてもいいっていうのね」
「いや、そういうわけじゃないが」
「じゃあどういうわけよ?」
「…仕方ない、で、家はどの辺りなんだ」
「ここから5マイルほど行ったところよ」
「5マイルだって、馬車でも使った方がいいんじゃないか?」
「馬車の乗り手がジャックだったらどうするのよ」
男はしぶしぶ承知して、片道2時間以上かかる道のりを一緒に歩いた。そして私を家まで送りとどけると、もときた道を引き返していった。
私はその男の時間をたっぷりと割いてやったのだ。
「おい、気をつけろ。この辺じゃ『切り裂きジャック』がでるらしい」
「『切り裂きジャック』ですって?」
「ああそうだ。女ばかりを狙う卑劣な野郎さ、この辺は被害者が多いんだ」
「恐ろしい。ねえ、家まで送ってくれないかしら」
「それはできない相談だ。次の列車に乗らないと帰れなくなっちまう」
「私が殺されてもいいっていうのね」
「いや、そういうわけじゃないが」
「じゃあどういうわけよ?」
「…仕方ない、で、家はどの辺りなんだ」
「ここから5マイルほど行ったところよ」
「5マイルだって、馬車でも使った方がいいんじゃないか?」
「馬車の乗り手がジャックだったらどうするのよ」
男はしぶしぶ承知して、片道2時間以上かかる道のりを一緒に歩いた。そして私を家まで送りとどけると、もときた道を引き返していった。
私はその男の時間をたっぷりと割いてやったのだ。
公開:21/04/19 13:39
こんにちワン。
たのしい仲間がぽぽぽぽ〜ん。
犬派か猫派かでいうとチンパンジー派。
ピーマンは食べれる方ですが、焼いたやつは嫌いです。
とても健康志向です。
主食は玄米ですが食べたら痒くなるので控えています。
家庭菜園をしていましたが全部枯らして灰皿にしました。
自家製味噌はクセがつよくてしばらく使っていません。
酵素ジュースにはカビが生えています。
詩的な表現が得意です。
めちゃくちゃエモいです。
ぴえんです。ビンビンです。
とりあえずおわり。
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