畦道のランボルギーニ
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田舎の豪農田山氏はランボルギーニを所有していた。
しかし年齢的にもう乗るのは厳しい。誰かもらってくれないだろうかと思った。
ちょうど大学生になった孫娘の朱里(あかり)が通学のために車が欲しいと言っていた。
そこで田山氏は朱里に自分の車を譲った。
「急がないと遅刻しちゃう!」
朱里はランボルギーニに乗り込むと発車した。
「お爺ちゃんのポンコツ、ちゃんと走るのかなー?」
アクセルを踏むとやけに加速がいい。
「お、いいじゃん、いいじゃん♪」
ブオオオ!!!
朱里は畦道を爆走した。
スピードメーターは見なかった。
後ろで何台ものパトカーが走っている。
「こんな田舎で事件なんて珍しいねえ。ふふ、カーチェイスみたい?」
大学の駐車場に朱里が車を停めると、そのパトカー達に囲まれた。
警官が窓をノック。
「何かあったの!?」
「そりゃ…こっちのセリフだべ!」
平和な田舎のとある1日の出来事であった。
しかし年齢的にもう乗るのは厳しい。誰かもらってくれないだろうかと思った。
ちょうど大学生になった孫娘の朱里(あかり)が通学のために車が欲しいと言っていた。
そこで田山氏は朱里に自分の車を譲った。
「急がないと遅刻しちゃう!」
朱里はランボルギーニに乗り込むと発車した。
「お爺ちゃんのポンコツ、ちゃんと走るのかなー?」
アクセルを踏むとやけに加速がいい。
「お、いいじゃん、いいじゃん♪」
ブオオオ!!!
朱里は畦道を爆走した。
スピードメーターは見なかった。
後ろで何台ものパトカーが走っている。
「こんな田舎で事件なんて珍しいねえ。ふふ、カーチェイスみたい?」
大学の駐車場に朱里が車を停めると、そのパトカー達に囲まれた。
警官が窓をノック。
「何かあったの!?」
「そりゃ…こっちのセリフだべ!」
平和な田舎のとある1日の出来事であった。
青春
公開:21/04/20 08:04
更新:21/04/20 08:07
更新:21/04/20 08:07
最近は小説以外にもお絵描きやゲームシナリオの執筆など創作の幅を広げており、相対的にSS投稿が遅くなっております。…スミマセン。
あれやこれやとやりたいことが多すぎて大変です…。
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