強風の翌朝

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朝から、凄まじい風が吹いていた。
昼には我が家の塀の道路側には、風に折れてしまい飛んで来た大小の小枝が一列に並んでいた。その後も風は止まず、更に小枝は増え続け、列も乱れ気味になっていた。

寝ていると誰かが来たのか、何か話声が聞こえて来た。
その人が、「大きい枝諸君は南の海に飛んで行き、あちこちの海面にプカリと浮かび、渡り鳥の一時休息所として役立ってあげなさい。」と言い、そして「柔らかい小枝諸君は北の方へ飛んで行き、鳥達の巣作りの巣となり役立って欲しいと。」と言った。
その後は静かになり、室外機のブーンと言う音のみが聞こえていた。

翌朝目が覚めて、散らばってるはずの小枝を片付けようと外に出てみると、何と塀に沿う様にあった沢山の小枝が綺麗さっぱり消えていた。
夜中の話し声は夢では無く、現実の事だった。
それにしても指示していたのは、誰だろう? 本当に小枝達は海へ山へ飛んで行ったんだ。
ファンタジー
公開:21/04/19 18:32
更新:21/04/19 19:33

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