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フラッと立ち寄った喫茶店。マスターが1人で切り盛りする店内には俺以外の客はおらず、お世辞にも賑わっているとは言えない静けさが漂っていた。
「アイスコーヒー」
「かしこまりました」
俺は美味しくも不味くもないコーヒーを飲み干すと「お勘定」とマスターを呼んだ。
「お金は結構ですので、また来てやって下さい」
商売目的ではなく、趣味の範囲内なのだろうか。そんなマスターを粋に感じた俺は次の日もその次の日も、1週間続けてその喫茶店を訪れた。
7日目の今日、俺はコーヒーを飲み終えるとマスターに「今日は流石にお金払いますよ」と言って財布を取り出した。
「いえいえ。じゃあ変わりに少し店番お願いできますか?」
「わかりました」と引き受けた俺はマスターと入れ替わる形でカウンターキッチンへと入った。
ガチャン!
何かのカギが施錠される音と共にマスターは言った。
「後はよろしくね。マスター」
「アイスコーヒー」
「かしこまりました」
俺は美味しくも不味くもないコーヒーを飲み干すと「お勘定」とマスターを呼んだ。
「お金は結構ですので、また来てやって下さい」
商売目的ではなく、趣味の範囲内なのだろうか。そんなマスターを粋に感じた俺は次の日もその次の日も、1週間続けてその喫茶店を訪れた。
7日目の今日、俺はコーヒーを飲み終えるとマスターに「今日は流石にお金払いますよ」と言って財布を取り出した。
「いえいえ。じゃあ変わりに少し店番お願いできますか?」
「わかりました」と引き受けた俺はマスターと入れ替わる形でカウンターキッチンへと入った。
ガチャン!
何かのカギが施錠される音と共にマスターは言った。
「後はよろしくね。マスター」
ミステリー・推理
公開:21/04/16 22:39
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