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「なんだこれ」
封筒の中には、手紙が入っていた。
その手紙には...
『健二君へ
健二君って、絵がうまいね!
今度、私の顔も描いてくれるかな?
いつでも良いから、描けたら見せてね!
葵』
僕はあの思い出のスケッチブックを抱え、冷たいアスファルトの上を歩いていた。前まで僕は猫背だったけど、今は胸を張って、堂々と歩いている。
太郎君を描いた時よりも時間をかけて描いた葵ちゃんの絵。
何も描いていないページに、丁寧に、丁寧に、何時間も、何日もかけて、大人になった葵ちゃんの顔を描いた。
大人の葵ちゃんに会った時、葵ちゃんはマスクをつけていたけれど、自然と顔が思い浮かんで、スラスラと描けた。
きっと、文句のつけようのない絵になっていると思う。
葵ちゃん、13年も待たせてごめん。
その代わり、丁寧に描いたよ。
これが僕の、13年越しのこたえだ。
封筒の中には、手紙が入っていた。
その手紙には...
『健二君へ
健二君って、絵がうまいね!
今度、私の顔も描いてくれるかな?
いつでも良いから、描けたら見せてね!
葵』
僕はあの思い出のスケッチブックを抱え、冷たいアスファルトの上を歩いていた。前まで僕は猫背だったけど、今は胸を張って、堂々と歩いている。
太郎君を描いた時よりも時間をかけて描いた葵ちゃんの絵。
何も描いていないページに、丁寧に、丁寧に、何時間も、何日もかけて、大人になった葵ちゃんの顔を描いた。
大人の葵ちゃんに会った時、葵ちゃんはマスクをつけていたけれど、自然と顔が思い浮かんで、スラスラと描けた。
きっと、文句のつけようのない絵になっていると思う。
葵ちゃん、13年も待たせてごめん。
その代わり、丁寧に描いたよ。
これが僕の、13年越しのこたえだ。
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公開:21/04/21 20:00
最終話
こんにちは! 作家になることを夢見ています。 小説を投稿していくので、たくさん意見をください!
まだ、小説の数は少ないですが、楽しんで読んで欲しいです!
noteで小説を公開しています。
https://note.com/penginjin
是非ご覧ください!
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