粒子のことを話そう

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 世界の全てをかたちづくっているもの。
 それが、"粒子"である。
 どこにでも存在し、存在しない場所は全ての世界において存在しない。
 粒子は全ての源であり、命も例外ではない。
 粒子の集合体は密度によって異なる存在となり、まずは"物"となり、次に"星"と呼ばれ、さらにその先に"命"があるとされている。命の欠片とも呼べるものは、常に我々の身近を漂っていることになる。
 世界学者は、この"粒子"を人工的に集約させることができれば、命を創れてしまうのではないかと推測するも、ヒトが粒子に干渉する方法は未だ確立されておらず、反対に粒子を消し去る方法も同様であり、現在はヒトの手による"神の真似事"も"真の滅び"も実現する目途は無い状態である。
 粒子研究は禁忌的側面が多く、敬遠されがちな分野であるが、それでも"創造"と"破滅"に魅了され、星の部屋と呼ばれる干渉装置の開発に着手する者は後を絶たない。
ファンタジー
公開:21/04/17 19:09
ファンタジー 世界

Arujino( 東京都練馬区 )

まずは、こんにちは。

練馬区で活動中の、趣味の絵描きです。

小説・脚本なども執筆してます。

【番号なし】 用語・設定解説

【Ⅰ】 連載作品『WonDer BroS』 探偵と怪盗の対決が娯楽化した世界での物語。

【Ⅱ】 短編連作『Story Of Dri(P)Party』

【Ⅲ】 連載作品『根源悪の牧場』 戦争による差別と弾圧に支配された世界での物語。

【Ⅳ】 連載作品『ドライワンダーに遣う』

【001~】 短篇集『short TaleS』
 

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