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少し肌寒い4月の日。僕は冷たいアスファルトの上を歩いていた。前まで僕は猫背だったけど、今は胸を張って、堂々と歩いている。
二階建ての小さなアパートに着くと、僕は階段を登った。階段が、やけに長いように感じた。
502号室。忘れはしないこの番号。僕は502号室のポストに、スケッチブックを入れた。
あれは13年前。僕はまだ小学生だった。
僕は教室で、いつも浮いていた。特に中の良い人もいない。だから僕は、絵の中で友達を作った。
自分の理想の友達の顔を、スケッチブックに描いていった。
僕は絵は上手い方だったと思う。教室の後ろの壁に貼ってある絵の中で、僕の絵が一番目立っていたから。
毎日毎日、休み時間になると、スケッチブックに友達を描いた。
友達の名前は「太郎君」。ありふれた名前だけど、これくらいしか思いつかなかったんだ。
続く
二階建ての小さなアパートに着くと、僕は階段を登った。階段が、やけに長いように感じた。
502号室。忘れはしないこの番号。僕は502号室のポストに、スケッチブックを入れた。
あれは13年前。僕はまだ小学生だった。
僕は教室で、いつも浮いていた。特に中の良い人もいない。だから僕は、絵の中で友達を作った。
自分の理想の友達の顔を、スケッチブックに描いていった。
僕は絵は上手い方だったと思う。教室の後ろの壁に貼ってある絵の中で、僕の絵が一番目立っていたから。
毎日毎日、休み時間になると、スケッチブックに友達を描いた。
友達の名前は「太郎君」。ありふれた名前だけど、これくらいしか思いつかなかったんだ。
続く
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公開:21/04/16 18:32
13年ごしのこたえ
こんにちは! 作家になることを夢見ています。 小説を投稿していくので、たくさん意見をください!
まだ、小説の数は少ないですが、楽しんで読んで欲しいです!
noteで小説を公開しています。
https://note.com/penginjin
是非ご覧ください!
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