必要は不必要を生む

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 家電の自動化は新時代へと突入した。最新の自動空気清浄機は空気中のみならず、床のホコリ、ウイルスまでをも浮かび上がらせ分解する。また、それが資源ゴミの様な大きな物体であってもAIがゴミと認定した物は空気に溶かして消してしまうのだ。

 昨今では、国が進んで最新の自動空気清浄機を街中に置く様になった。街からはみるみるゴミが消え、世界からゴミが消えてなくなる日も近いと学者は語る。

 そうなると、AI機能の先駆けであった自動掃除機の需要は無くなり、ゴミ置き場には自動掃除機の山が出来た。人々は口を揃えてこう言う「ゴミが無いのにゴミを掃除するだけの機械は要らない」と。

 しかし、ゴミ置き場に積み重なった自動掃除機の山は一向に減らず、増えるばかりであった。

 そんなある日、街中の自動空気清浄機が空気に溶ける様に姿を消したのだった。

きっと、ゴミを増やした自分自身をゴミだと認定したのだろう……。
SF
公開:21/04/16 00:07
更新:21/04/16 00:25

恋するメンチカツ( 兵庫県 )

多くは語らぬ世の情け、見て感じ取り、考えよ!
次世代喜劇の執筆家、恋するメンチはカツの味!
恋メン劇場いざ、開演!!

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