形の領域について話そう

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 形の領域。
 それは正確には場所ではなく、回帰へと至る現象を指している。
 "役目"を終えた世界が、すべての源である"粒子"へと還る。
 傍目には静止してるかのように、極めて緩やかな変化である。
 回帰への過程のなかで、世界の全てはシンプルな幾何学的形状へと変換されていく。
 平原などの平坦な場所は、立方体型に分離をはじめ、山や丘などの切り立った場所は、鋭角的な部分から円みを帯びながら、三角錐や球体状へと返還していき、分裂を続けながらやがて微細な粒子に還っていく。
 その領域は、返還への過程の中で世界樹のある"はじまりの場所"と地続きとなる。"レヴ"の中には、そこで"世界樹の夢"と"デート"をした者がいるらしい。
 世界学者はその事実から、"世界"にも"命"と似た円環の体系があると推測し、完全に粒子へと返還された終結世界は、新たな創作世界の素材となると考えられている。
ファンタジー
公開:21/04/12 17:48
ファンタジー 世界 図形

Arujino( 東京都練馬区 )

まずは、こんにちは。

練馬区で活動中の、趣味の絵描きです。

小説・脚本なども執筆してます。

【番号なし】 用語・設定解説

【Ⅰ】 連載作品『WonDer BroS』 探偵と怪盗の対決が娯楽化した世界での物語。

【Ⅱ】 短編連作『Story Of Dri(P)Party』

【Ⅲ】 連載作品『根源悪の牧場』 戦争による差別と弾圧に支配された世界での物語。

【Ⅳ】 連載作品『ドライワンダーに遣う』

【001~】 短篇集『short TaleS』
 

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