地球内生命体

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宇宙に放たれた無人探査機が10数年かけある星に到達した。
その星には何らかの生命体がいる期待があった。
そして無事に星へ到着した探査機は、その星の大気や地表のサンプルの採取にも成功した。
しかし地球への帰還のための動作をしたとき、故障を起こし探査機はひっくり返ってしまった。
関係者は帰還のあらゆる可能性を試したが徒労に終わった。

その探査機は諦められ、みんな、すっかり忘れてしまった。
だが10数年の時を経て探査機が戻ってきたのだ。人々は驚き歓喜した。
「これは一体どういうことなのだろう。もう動かなかったはずなのに……もしかすると、星に住む知的生命体が送り返してくれたのかも知れない!」
探査機に積まれた採取したサンプル用の箱を空けると紙が一枚入っていた。
「これは神の思し召しです。私たちはポルトガルからこの星へ来て神の教えを広め始めて400年ほど経ちます。みなさんが来る日を待っています」
SF
公開:21/04/13 18:21

N(えぬ)( 横浜市 )

読んでいただきありがとうございます。(・ω・)/
ここに投稿する以外にも、自分のブログに同時掲載しているときがあります。

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