貴方様へ

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私にとって、貴方様とは未知な方だと、常々思っておりました。
興味をひかれる人。自分に無いものを持っている人。みんなを笑顔にする才能を持った素敵な人。私とは真逆の人。光が強ければ強いほど影は濃くなるとはよく言ったもので私は貴方の声を聞いているだけで満たされた気持ちになれます。
当たり前だった日常が崩れ去った今ぽつぽつと浮かんできた願い。ふいに降り出した雨は一向に止む気配を見せず地を濡らし水溜りを作り、空気の匂いを変える。もう貴方の声を聞くことすらも出来ないのですね。
私は今両手両足の指の数だけで足りないくらいの未練と後悔に涙と嗚咽が止まらず憐れにも貴方に返しそびれたハンカチを濡らしているのです。
かわいい笑顔を見せて下さい。大好きだって伝えさせて下さい。もう一度私の名前を呼んで下さい。幸せになって下さい。そして漸く貴方のおかげでいい人生だったと言えるのです。
貴方。
永遠に、愛しております。
その他
公開:21/04/11 02:28

腹痛

犬派です

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