10
5
お釈迦さまを慕う
一羽の鳥がいました。
お釈迦さまのお経の数は、
約8万4千、鳥は一生懸命
覚えました。
その昔、聖徳太子が解説書を書き
最澄、日蓮、道元、白隠など
高名な僧侶も等しく影響を受けた
ありがたい教えでした。
鳥は、ただお釈迦様に
褒めて貰いたくて
日夜研鑽に励みました。
そして春、鳥は美しい言葉を
発しました。
「ほ~法華経 ほ~法華経」
8万4千もの教えを覚えても
鳥はその一言しか言えません。
でも、とても満足でした。
「ホーホケキョ ホーホケキョ」
鶯(うぐいす)が経読鳥という
異名を持つのは、こんなところかも
しれません。
うぐいすの鳴くやちひさき口明けて 蕪村
一羽の鳥がいました。
お釈迦さまのお経の数は、
約8万4千、鳥は一生懸命
覚えました。
その昔、聖徳太子が解説書を書き
最澄、日蓮、道元、白隠など
高名な僧侶も等しく影響を受けた
ありがたい教えでした。
鳥は、ただお釈迦様に
褒めて貰いたくて
日夜研鑽に励みました。
そして春、鳥は美しい言葉を
発しました。
「ほ~法華経 ほ~法華経」
8万4千もの教えを覚えても
鳥はその一言しか言えません。
でも、とても満足でした。
「ホーホケキョ ホーホケキョ」
鶯(うぐいす)が経読鳥という
異名を持つのは、こんなところかも
しれません。
うぐいすの鳴くやちひさき口明けて 蕪村
ファンタジー
公開:21/04/08 22:02
更新:21/04/08 22:29
更新:21/04/08 22:29
時の栞・翡翠工房(かわせみこうぼう)
早すぎる時の流れに栞を挟みたい
一日一日が特別な日になるように
趣味は 俳句、写真、イラスト作成
ヘッダー画像は自分で撮っています
ログインするとコメントを投稿できます