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感染症の拡大に伴う自粛生活で、今年も満足な花見が出来なかったと嘆く声を受け、全国の桜の名所と、地元農業・漁業・観光業者が新企画を立ち上げた。
名付けて『利き桜蒲鉾』。桜の花の塩漬けと桜色素を練り込んだ、ご当地蒲鉾である。47都道府県が誇る『うちの桜』を、お好みのセレクトで宅配してくれ、自宅に居ながら、名所の桜が目でも舌でも味わえる。
蒲鉾の売上げは特別支援金として、産地の桜の整備や育成に使われる。終息の暁には、現地へ足を運んで、最高の桜を楽しんでもらえる様に。
丁度今、届いたばかりの『吉野千本桜蒲鉾』を堪能している。
真空パックの封を切ると、ふわんと香る。山桜の白と薄紅が口の中でほどけ、間に刻んだ新葉の赤が、ほろ苦くも深みのある味わいに仕上げている。
桜前線を追い掛けて、北へと食べ進めるのも楽しそうだ。もちろんお供には各地の地酒を。一杯呷れば、色付いた頬も桜色。吐息がふわんとまた香る。
名付けて『利き桜蒲鉾』。桜の花の塩漬けと桜色素を練り込んだ、ご当地蒲鉾である。47都道府県が誇る『うちの桜』を、お好みのセレクトで宅配してくれ、自宅に居ながら、名所の桜が目でも舌でも味わえる。
蒲鉾の売上げは特別支援金として、産地の桜の整備や育成に使われる。終息の暁には、現地へ足を運んで、最高の桜を楽しんでもらえる様に。
丁度今、届いたばかりの『吉野千本桜蒲鉾』を堪能している。
真空パックの封を切ると、ふわんと香る。山桜の白と薄紅が口の中でほどけ、間に刻んだ新葉の赤が、ほろ苦くも深みのある味わいに仕上げている。
桜前線を追い掛けて、北へと食べ進めるのも楽しそうだ。もちろんお供には各地の地酒を。一杯呷れば、色付いた頬も桜色。吐息がふわんとまた香る。
その他
公開:21/04/08 22:02
蒲鉾の桜祭り
創樹(もとき)と申します。
葬祭系の生花事業部に勤務の傍ら、物書きもどきをしております。
小石 創樹(こいわ もとき)名にて、AmazonでKindle書籍を出版中。ご興味をお持ちの方、よろしければ覗いてやって下さい。
https://amzn.to/32W8iRO
ベリーショートショートマガジン『ベリショーズ』
Light・Vol.6~Vol.13執筆&編集
他、note/monogatary/小説家になろう など投稿サイトに出没。
【直近の受賞歴】
第一回小鳥書房文学賞入賞 2022年6月作品集出版
愛媛新聞超ショートショートコンテスト2022 特別賞
第二回ひなた短編文学賞 双葉町長賞
いつも本当にありがとうございます!
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