吾輩は無垢である

　僕は小説を書いていたが止めた。読むのも止めようと思っている。すると僕は大谷翔平になれた。こんなことならもっと早く小説との関わりを絶っていたらよかった。
　僕は大人しいとよく言われていた。それをすごく気にしていた。だが大谷翔平になってそれは気にならなくなった。
　小説を絶って僕は無垢になった。それが大谷翔平になることに結び付いた。リアル大谷翔平はアメリカで二刀流として大活躍しているが僕は日本で地味に生きていこうと思う。
　地味だけど僕は紛れもなく大谷翔平でもう怖いものは何もない。これからはいろんなことにチャレンジしていこうと思う。
　そんな僕はテニスを始めた。スクールに通うことも考えたが、サークルに入ることにした。今までなら人見知りで溶け込むのに時間がかかったと思うが大谷翔平になった僕にはそれは杞憂だった。こうしてテニスを通じてたくさんの仲間が出来て楽しい毎日を送れるようになったのだった。