生家ランナー

核家族化が急速に進み、家族のありかたも変容している。
さあそっと生花を持って。颯爽と生家へ走るのだ。子供は生まれた生家から親の生家へ走る。そしてまた、そのまた親の生家へと世代を遡って走る。これが生家ランナーだ。聖火トーチの代わりに親が好きだった生花を、あるいは親をイメージした生花を持って走るのだ。
１カ所に定住している場合は、その家の周りを何周も走る。転校や転勤が多い人や、海外から移住してきた人、海外へ移住している人たちは大変だが走る。生家がなくなっていたら生家跡へ走る。
ジョギングやマラソンの人気は、世の中の健康指向ブームとあいまって右肩上がりで上昇している。ランナーの数も増え続けている。
最近では生花の代わりに、青果を持って走るランナーまで現れたという。ランナーも多様性を増してきたようだ。
シューズ買いに行ってみようかな。