謎解き空想デート
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病院に入院してもう2週間。
いつ退院できるのかもわからない。
私の見舞いに来てくれた彼氏にも、なんだか申し訳ない気がする。
こんな私と付き合ってても楽しくないよね。
「今日は一緒にデートしようぜ!」
デート?ベッドから出ることもできないのに…。
彼は鞄から『シャーロック・ホームズ』を取り出した。
「ロンドン旅行なんてどうだい?しかも19世紀の!」
勝手に私のベッドに腰掛けて、彼は私の隣で本のページを開く。
「これを読むの?」
「そうだよ。一緒に読もうぜ!」
言われるままに彼と本を読み続けた。
「私…なんとなくこの人が犯人の気がする」
「マジで?ホームズみたいに変装して、コイツの部屋に忍び込めたらいいのにね」
「ええ、怖いよーっ」
「大丈夫さ!」
気がつくと、私は19世紀のロンドンを舞台に本当に彼と冒険しているような気がしてきた。
いつか本当に行けたらいいね。
一緒にロンドンへーー。
いつ退院できるのかもわからない。
私の見舞いに来てくれた彼氏にも、なんだか申し訳ない気がする。
こんな私と付き合ってても楽しくないよね。
「今日は一緒にデートしようぜ!」
デート?ベッドから出ることもできないのに…。
彼は鞄から『シャーロック・ホームズ』を取り出した。
「ロンドン旅行なんてどうだい?しかも19世紀の!」
勝手に私のベッドに腰掛けて、彼は私の隣で本のページを開く。
「これを読むの?」
「そうだよ。一緒に読もうぜ!」
言われるままに彼と本を読み続けた。
「私…なんとなくこの人が犯人の気がする」
「マジで?ホームズみたいに変装して、コイツの部屋に忍び込めたらいいのにね」
「ええ、怖いよーっ」
「大丈夫さ!」
気がつくと、私は19世紀のロンドンを舞台に本当に彼と冒険しているような気がしてきた。
いつか本当に行けたらいいね。
一緒にロンドンへーー。
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公開:21/03/30 07:12
最近は小説以外にもお絵描きやゲームシナリオの執筆など創作の幅を広げており、相対的にSS投稿が遅くなっております。…スミマセン。
あれやこれやとやりたいことが多すぎて大変です…。
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