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魚は人間のおなかや腕で飼うのが当たり前の時代、
私は左目にネオンテトラを飼うことにした。
魚を目で泳がせるのは非常識な行為だ。
「観賞用の魚を人目に晒すのがはしたない」
普通の人の、普通の感情の、普通の倫理観である。
誰にも見つからないように、私はネオンテトラを眼帯でそっと隠した。
私は左目にネオンテトラを飼うことにした。
魚を目で泳がせるのは非常識な行為だ。
「観賞用の魚を人目に晒すのがはしたない」
普通の人の、普通の感情の、普通の倫理観である。
誰にも見つからないように、私はネオンテトラを眼帯でそっと隠した。
ファンタジー
公開:21/06/09 17:00
ツイノベ
140字小説
文芸サークル『感傷リップループ』主宰。
小説、脚本、短歌、ツイノベなどを執筆しています。
主に文学フリマ、テキレボが生息地。
毎日13時にツイノベ(140字小説)を5作載せる予定です。
【note】(雑記、創作関係)
http://note.mu/akisuke0825
【エブリスタ】(小説)
https://estar.jp/users/246758086
【カクヨム】(小説)
https://kakuyomu.jp/users/akinoaki
【はりこのトラの穴】(脚本)
http://www.haritora.net/script.cgi?writer=4280
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