#487 はるかぜ

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冬が産んだ卵を育てる。
次なる季節への期待や、新しい生活への夢、
深まる交友関係で卵はコツン、コツンと内側から音を立てていた。
今はまだ永久凍土の時代なのかもしれない。
だけど、いつか、いつか。
優しい言葉をかけて、日の光を浴びせる。
卵はコツン、コツンと割れて、中から春が産まれた。
ファンタジー
公開:21/06/02 14:00
ツイノベ 140字小説

秋助( 言葉のどこか )

文芸サークル『感傷リップループ』主宰。
小説、脚本、短歌、ツイノベなどを執筆しています。

主に文学フリマ、テキレボが生息地。
毎日13時にツイノベ(140字小説)を5作載せる予定です。

【note】(雑記、創作関係)
http://note.mu/akisuke0825

【エブリスタ】(小説)
https://estar.jp/users/246758086

【カクヨム】(小説)
https://kakuyomu.jp/users/akinoaki

【はりこのトラの穴】(脚本)
http://www.haritora.net/script.cgi?writer=4280

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