#520 思い出売り

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対象にまつわる記憶を失う代わりに、
それに費やした時間とお金が返ってくるサービスがあった。
四十歳を過ぎても働かない息子のせいで家計は火の車だ。
申し込もうと雑誌や台所道具をまとめる。
ある日、私しか住んでいない家にゴミだらけの部屋が見つかる。
机の上には大量の札束が置いてあった。
ホラー
公開:21/06/08 17:00
ツイノベ 140字小説

秋助( 言葉のどこか )

文芸サークル『感傷リップループ』主宰。
小説、脚本、短歌、ツイノベなどを執筆しています。

主に文学フリマ、テキレボが生息地。
毎日13時にツイノベ(140字小説)を5作載せる予定です。

【note】(雑記、創作関係)
http://note.mu/akisuke0825

【エブリスタ】(小説)
https://estar.jp/users/246758086

【カクヨム】(小説)
https://kakuyomu.jp/users/akinoaki

【はりこのトラの穴】(脚本)
http://www.haritora.net/script.cgi?writer=4280

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