#518 詰め放題

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幸せの詰め放題には人だかりができていた。
我先にと袋へ幸せを詰め込むために、誰かを踏んで、蹴落として。
優しい人が不幸な目にあって、横柄な人から幸せになっていく。
配られる袋の大きさも、順番も、最初から公平ではなかった。
詰め込んだはずの幸せが、いつのまにか袋から消えていった。
その他
公開:21/06/08 15:00
ツイノベ 140字小説

秋助( 言葉のどこか )

文芸サークル『感傷リップループ』主宰。
小説、脚本、短歌、ツイノベなどを執筆しています。

主に文学フリマ、テキレボが生息地。
毎日13時にツイノベ(140字小説)を5作載せる予定です。

【note】(雑記、創作関係)
http://note.mu/akisuke0825

【エブリスタ】(小説)
https://estar.jp/users/246758086

【カクヨム】(小説)
https://kakuyomu.jp/users/akinoaki

【はりこのトラの穴】(脚本)
http://www.haritora.net/script.cgi?writer=4280

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