#515 陸橋

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私の呼び掛ける声で駆け出した妹は、
トラックに轢かれて死んでしまった。
妹を殺した醜い声を聞きたくなくて、私の両耳は不自由となった。
命日になると私は陸橋の上で道路を見つめる。
イヤフォンから流れる音量を下げた。
キシ、キシ、と鳴る陸橋の軋みが、
亡くなった妹の悲痛な叫びと重なった。
その他
公開:21/06/07 17:00
ツイノベ 140字小説

秋助( 言葉のどこか )

文芸サークル『感傷リップループ』主宰。
小説、脚本、短歌、ツイノベなどを執筆しています。

主に文学フリマ、テキレボが生息地。
毎日13時にツイノベ(140字小説)を5作載せる予定です。

【note】(雑記、創作関係)
http://note.mu/akisuke0825

【エブリスタ】(小説)
https://estar.jp/users/246758086

【カクヨム】(小説)
https://kakuyomu.jp/users/akinoaki

【はりこのトラの穴】(脚本)
http://www.haritora.net/script.cgi?writer=4280

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