しゅうまつ

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「ねー、次のしゅうまつ、何する?」
「どうしようねー」

キャッキャと、女の子達が楽しげに話している。

「しゅうまつは何処へ行こうか」
「南国に興味があるの」
「じゃあそっちへ行ってみる?」

若い男女が楽しげに話している。

みんな、このしゅうまつの話で持ち切りだ。

かく言う私も。

「新調した武器を試す機会がようやくやって来たな」

なんて、鼻歌を歌いながら、次のしゅうまつを待つ。
誰もが武器の手入れを怠らない。どのように攻めるか、ゲーム感覚で頭を使う。
初めての者も、初めてじゃない者も、誰もが今か今かとしゅうまつを待つ。



夜明け。笛の音が高らかに鳴り響いたら、それが合図だ。









終末は着々と近付いている。
ファンタジー
公開:21/03/27 10:16

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